「スマホの文字がぼやけて読みにくい…」「老眼鏡をかけたり外したりするのが面倒…」「1本で近くも遠くも快適に見えるメガネはないの？」 そんな悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか？
一般的な老眼鏡では、近くは見えても遠くがぼやけたり、焦点が合う範囲が狭くて視界が不自然に感じたりすることがあります。さらに、いちいちメガネを外したりかけたりを繰り返すことで、日常生活のストレスが増してしまうことも…。
そんな悩みを解決するメガネとして注目されているのが「ピントグラス」です。
ピントグラスは、独自の「累進多焦点レンズ」を採用し、近くから遠くまでスムーズに視界を確保できる設計になっています。「1本でいろんな距離にピントが合うなら便利そう！」と思う方も多いでしょう。
とはいえ、本当にピントグラスは使いやすいのか？他の「見える」を助ける製品と比べてどう違うのか？
実際の使い心地やデメリット、価格とのバランスが気になるところです。そこで、本記事ではピントグラスの特徴を詳しく解説し、他の人気商品との違いを比較しました。
この記事を読むことで、ピントグラスの仕組みやメリット・デメリットが明確になり、自分に合った老眼鏡を選ぶ参考になります。さっそく詳しく見ていきましょう。
ねこちゃん 🐱 「ご主人、老眼鏡選びで迷ってるニャ？」
🐱 「ハズキルーペは『拡大鏡』だから、細かい作業は得意だけど、ピントを合わせるものじゃないニャ…」
🐱 「ナイトグラスは『夜間運転用』だから、普段使いの老眼鏡とは全く別物ニャ…」
🐱 「ピントグラスなら1本で『近くも中間も見やすい』老眼鏡だニャ！かけ外しの手間が減るかも！これに決まりだニャ！」
ピントグラス スペック表
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 商品名 | ピントグラス（PINTOGLASS） |
| 価格（税込参考） | 約10,175円～（モデルによる） |
| レンズ種類 | 累進多焦点レンズ |
| 度数範囲 | 軽度：+1.75D～0.00D
中度：+2.50D～+0.60D など |
| 機能 | ブルーライトカット、ハードコーティング |
| フレーム素材 | モデルにより異なる（βチタン、ウルテムなど） |
| 医療機器認証 | 一般医療機器（老眼鏡） |
| 付属品 | 専用ケース、クリーニングクロス |
ピントグラス 主な特徴
独自開発の「累進多焦点レンズ」を採用
この製品の最大の心臓部です。レンズの中心から外側に向かって、度数が滑らかに変化するように設計されています。これにより、視線を上下させるだけで、手元のスマホ（近距離）から、少し離れたPCモニター（中距離）まで、自然にピントが合いやすくなります。
「かけ外し」の手間を軽減する設計
一般的な老眼鏡は「近く専用」のため、遠くを見るたびに外す必要がありました。ピントグラスは、レンズ上部が中間距離～遠方（度数0.00など）に対応しているため、かけたままでも比較的、日常生活が送りやすいのが特徴です。
目に優しい「ブルーライトカット＆ハードコーティング」
多くのモデルで、スマホやPC作業に嬉しいブルーライトカット機能が標準装備されています。また、傷がつきにくいハードコーティングも施されており、日常使いでの耐久性にも配慮されています。
老眼鏡に見えない「おしゃれなデザイン」
いかにも「老眼鏡」といったデザインではなく、ボストン型やウェリントン型など、普段使いのメガネと変わらない、スタイリッシュなフレームデザインが豊富に揃っています。ファッションの一部として楽しむことができます。
「一般医療機器」としての信頼性
雑貨の拡大鏡（ルーペ）とは異なり、「一般医療機器」として正式に届け出がされている「老眼鏡（シニアグラス）」です。確かな品質基準のもとで作られています。
「ピントグラス」を手に取るベネフィット
「ピントグラス」をあなたの日常に迎える。それは、単に新しい老眼鏡を手に入れる、ということではありません。
それは、「見えない」というストレスや、「かけたり外したり」という面倒な動作から解放され、もっとスムーズで、快適な「見る」生活を取り戻すことなのです。
まず、あなたの手元の世界が変わります。
カフェでメニューを開くとき、スーパーで商品の裏の成分表を読むとき、スマホに届いたメッセージを確認するとき。これまで、バッグから老眼鏡を探し、取り出して、かけて…としていた一連の動作が、不要になるかもしれません。
ピントグラスをかけていれば、手元に視線を落とすだけで、スッと自然に文字がクリアになる。そして、顔を上げれば、遠くの景色や会話する相手の顔も、そのまま違和感なく見ることができる。この「シームレスな視界の移動」こそ、ピントグラスがもたらす最大の恩恵です。
「かけっぱなしでOK」という手軽さは、あなたの行動を、もっとアクティブにします。
例えば、デスクワーク中。手元の書類（近距離）と、PCモニター（中距離）、そして会議室の相手（遠距離）を、メガネを触ることなく、視線の移動だけでスムーズに見渡せるようになります。
さらに、老眼鏡をかけていることを、周りに気づかせません。
スタイリッシュなデザインは、まるで伊達メガネのよう。カフェや職場で、いかにもな老眼鏡を取り出すことに、わずかな抵抗を感じていた心も、軽くなります。
「ピントグラス」を手に入れることは、単によく見えるレンズを手に入れることではないのです。それは、日常の小さな「面倒くさい」を解消し、どんな距離のものも、自信を持ってスムーズに見ることができる、スマートな毎日を手に入れることなのです。
ピントグラス 購入前に知るべき5つのデメリットと、その考え方
デメリット①：価格が一般的な老眼鏡より高め
市販の一般的な老眼鏡（2,000円～5,000円程度）と比較すると、ピントグラスの価格は約1万円以上とやや高め。
フォロー：ただし、ピントグラスは1本で遠くも近くも見える「累進多焦点レンズ」を採用しています。そのため、「遠近それぞれの老眼鏡を買う必要がない」という点を考えると、むしろコスパが良い選択肢とも言えます。また、ハズキルーペや遠近両用メガネと比較すると、価格はそれほど変わらず、より実用的な視界を得られます。
デメリット②：使い始めは慣れが必要
累進多焦点レンズのため、従来の単焦点老眼鏡と見え方が異なり、最初は慣れるまで少し時間がかかることがある。
フォロー：しかし、これは遠近両用メガネにも共通する特性であり、慣れれば快適に使えるようになります。特に、遠くと近くの視点移動がスムーズな設計になっているため、一般的な遠近両用メガネよりも違和感が少ないという声もあります。
デメリット③：度数調整が固定されているため、個別の視力に完全には対応しない
ピントグラスは一般的なメガネのように度数を細かく調整することはできず、軽度・中度の老眼向けに設定されている。
フォロー：ただし、これは「市販の老眼鏡全般に共通する特徴」です。ピントグラスの場合、1本で複数の距離に対応できる設計になっているため、「度数が微妙に合わない」と感じることが少なくなります。もし個別の度数調整が必要な場合は、眼科で処方されるメガネを検討するのも良いでしょう。
デメリット④：ハズキルーペのように「拡大」はしない
ピントグラスは、あくまで「ピントを合わせる」ための老眼鏡です。ハズキルーペのように、対象物を1.6倍や1.85倍に「拡大」する機能はありません。
フォロー：しかし、多くの「見えにくい」は、「ピントが合っていない」ことが原因です。ピントグラスで、まず「ピント」を合わせ、それでもまだ文字が小さすぎると感じる場合に、初めて「拡大鏡（ルーペ）」の出番です。両者は目的が全く異なるため、自分の悩みが「ぼやける」ことなのか、「小さすぎる」ことなのかを見極めるのが大切です。
デメリット⑤：運転時には使用できない
ピントグラスは「一般医療機器」として届け出されている老眼鏡のため、運転中の使用は推奨されていない。
フォロー：ただし、これはピントグラスに限った話ではなく、ほとんどの老眼鏡も運転時の使用には適していません。運転時に適した視力補助が必要な場合は、遠近両用メガネや視力に合ったメガネを検討するのがベストです。日常生活ではピントグラス、運転時は専用メガネと使い分けるのも良い選択です。
【徹底比較】ピントグラス vs ハズキルーペ vs ナイトグラス
| 項目 | ピントグラス | ハズキルーペ | ナイトグラス |
|---|---|---|---|
| 製品タイプ | 老眼鏡（累進多焦点） | 拡大鏡（ルーペ） | 特殊サングラス |
| 主な目的 | ピントを合わせる
（近～中距離） |
物を大きく拡大する
（近距離） |
眩しさを抑える
（夜間運転） |
| 価格（税込参考） | 約10,175円～ | 約11,100円 | 約8,800円 |
| ピント調整 | 自動（レンズで調整） | 自分で距離を合わせる | なし |
| 拡大機能 | なし | あり（1.32倍～1.85倍） | なし |
| メガネとの併用 | 不可 | 可能 | 可能（クリップオン） |
| ブルーライトカット | あり（モデルによる） | あり（35% or 55%） | なし（イエローライトカット） |
| UVカット | （記載なし） | あり（99%） | （記載なし） |
| 運転への使用 | 不可 | 不可 | 夜間運転に最適 |
比較から分かる、全く異なる3つの商品の立ち位置
この表から、3つの製品が、全く異なる悩みを解決する、似て非なる製品であることが、はっきりと分かります。
・ピントグラス：
「老眼」で、**ピントが合わずに「ぼやける」**のを解決したい人向け。かけ外しを減らしたい、日常使いの「老眼鏡」です。
・ハズキルーペ：
ピントは合うが、対象物が「小さすぎて」見えないのを解決したい人向け。ネイルや模型作りなど、両手を使う細かい「作業用」の「拡大鏡」です。
・ナイトグラス：
ピントも大きさも関係なく、**夜間の対向車のライトが「眩しい」**のを解決したい人向け。夜の「運転用」の「特殊サングラス」です。
「ハズキルーペ」をオススメする場合
ポチップ
1. 「ピント」ではなく「小ささ」に悩んでいる方
ピントは合うが、とにかく文字や対象物が小さくて見えない、という方。ピントグラスは拡大しないので、目的が異なります。
2. ネイルアートや模型作りなど、両手を使う「超・細かい作業」をする方
1.6倍や1.85倍といった高い拡大率で、両手を自由に使えるため、趣味や仕事の作業効率が格段に上がります。
3. 普段からメガネをかけており、その上から重ねて使いたい方
ピントグラスはメガネの上からはかけられません。ハズキルーペは、メガネとの併用を前提に設計されています。
4. 高い「耐久性」を求めている方
「耐荷重80kg」を謳う、非常に頑丈なフレームが特徴。うっかりお尻で踏んでしまっても壊れにくい、という安心感を求める方。
5. 読書やPC作業で、ブルーライトやUVカットも同時に行いたい方
高いUVカット率と、選べるブルーライトカット率（35% or 55%）は、目を守る機能として非常に優秀です。
あえて「ハズキルーペ」をオススメしない理由
1. 「ぼやける」という「老眼」の悩みを解決したい方
ハズキルーペはピントを合わせる老眼鏡ではありません。老眼の方が裸眼で使うと、「拡大された、ぼやけた像」が見えるだけです。
2. かけたまま、歩いたり、遠くを見たりしたい方
拡大鏡なので、かけたまま歩くと、視界が歪んで非常に危険です。あくまで「作業用」であり、ピントグラスのような「日常使い」はできません。
3. 「老眼鏡」や「拡大鏡」をかけていると、周りに知られたくない方
その独特なデザインと、CMの知名度から、「ハズキルーペだ」とすぐに分かってしまいます。ピントグラスのような、おしゃれな伊達メガネ風のデザインを求める方。
「ナイトグラス スマートタイプ」をオススメする場合
ポチップ
1. 「夜の運転」が、とにかく怖いと感じている方
この製品の目的は、ほぼ「夜間運転の視界サポート」という一点に特化しています。対向車のヘッドライトが眩しい、雨の日の白線が見えにくい、という悩みを抱える方。
2. 夜間のウォーキングや、アウトドア（夜釣りなど）で使いたい方
眩しさを抑えつつ、コントラストを高めて物を見やすくする（※メーカー説明による）ため、夜間の活動全般で、視界の安全を確保したい方。
3. 普段からメガネをかけており、クリップオンで手軽に使いたい方
メガネの上から装着できる、手軽なクリップオンタイプも用意されています。必要な時だけ、カチッと装着できる手軽さを求める方。
あえて「ナイトグラス スマートタイプ」をオススメしない理由
1. 「老眼」で、手元の文字が見えにくい方
これは老眼鏡でも拡大鏡でもありません。手元のピントを合わせる機能は一切ないため、その目的の方は、ピントグラスを選ぶべきです。
2. 「拡大鏡」を探している方
当然ながら、ハズキルーペのような拡大機能もありません。細かい作業には使えません。
3. 日常生活で、かけっぱなしで使いたい方
レンズに色が付いているため、日中のオフィスや室内で常用するには不向きです。あくまで、特定の「眩しい」シーンで使う、特殊なサングラスです。
「ピントグラス」購入検討者のための深掘りFAQ
Q1. 100円の老眼鏡と、1万円のピントグラス、何が違うのですか？
A.
レンズの「焦点」が違います。100円の老眼鏡は、基本的に「単焦点」です。例えば「+1.5」の老眼鏡なら、「手元の30cm」など、特定の距離“だけ”にピントが合うように作られています。一方、ピントグラスは「累進多焦点」なので、手元（+2.50Dなど）から、少し離れたPCモニター（+0.60Dなど）まで、レンズの見る場所を変えるだけで、連続的にピントが合うよう設計されています。
Q2. ハズキルーペとは、どう使い分けるのが正解ですか？
A.
悩みの原因で見極めます。「文字が“ぼやける”」のが悩みなら、ピントグラス（老眼鏡）が必要です。「文字は見えるが、“小さすぎて”読みにくい」のが悩みなら、ハズキルーペ（拡大鏡）が必要です。老眼の方が、ピントグラスをかけた上で、さらにハズキルーペを重ねて「細かい作業」をする、というのが、最も正しい併用方法です。
Q3. 「軽度」と「中度」の2種類がありますが、どちらを選べばいいですか？
A.
一般的な目安として、40代〜50代前半で「最近、手元が見えにくくなってきたな」という老眼の初期段階の方は「軽度（+1.75D～0.00D）」、50代後半〜で「かなり離さないと、もう見えない」という方は「中度（+2.50D〜+0.60D）」が推奨されています。ただし、あくまで目安ですので、ご自身の見え方で選ぶのが一番です。
Q4. すでに遠近両用のメガネを持っています。違いはありますか？
A.
基本的なレンズの仕組み（累進多焦点）は同じです。最大の違いは、ピントグラスが「既製品」であるのに対し、メガネ店で作る遠近両用メガネは「オーダーメイド」である点です。オーダーメイド品は、あなたの正確な視力、乱視、左右の視力差、瞳孔の距離まで、完璧に調整して作られます。そのため、ピントグラスは「手軽に試せる、高機能な既製老眼鏡」という立ち位置になります。
Q5. 視界が歪むと聞きましたが、本当ですか？
A.
はい、累進多焦点レンズの構造上、レンズの左右の端には、どうしてもピントが合わない「歪み（収差）エリア」が存在します。これはピントグラスに限らず、全ての遠近両用メガネに共通する特性です。視線を左右に大きく動かすと、この歪みを感じることがありますが、顔ごと見たい方に向けるように意識することで、すぐに慣れることができます。
Q6. なぜ、かけたままでも遠くが見えるのですか？
A.
レンズの上部の度数が、0.00（度なし）や、+0.60（弱い老眼）といった、遠くを見るのに邪魔にならない度数に設定されているためです。手元を見るときは、自然とアゴを引いて、レンズの下部（度数が強い部分）で物を見ますが、遠くを見るときは、アゴを引かずに、レンズの上部（度数が弱い部分）を通して見るため、かけたままでも遠くの景色が見えるのです。
Q7. 100円の老眼鏡を、見る距離によって付け替えるのと、どっちが良いですか？
A.
コストを最優先するなら、100円の老眼鏡（+1.0、+2.0など）を複数持ち歩くのも一つの手です。しかし、「スマホを見るたびにカバンから+2.0を出し、PCを見る時には+1.0にかけ替え、人と話すときは外す…」という動作は、非常に手間がかかります。ピントグラスは、その「かけ替える」というストレスそのものを、1本で解決することに価値があります。
Q8. ブルーライトカット機能は、どれくらいありますか？
A.
モデルによって異なりますが、多くのモデルで標準装備されています。例えば、PG-709（PG-703）などの人気モデルでは、約15%のブルーライトカット機能が搭載されています。PCやスマホ作業での、目の負担軽減をサポートしてくれます。
Q9. 返品や、度数が合わなかった場合の交換はできますか？
A.
これは、購入する販売店によって規約が全く異なります。例えば、正規販売店の日テレポシュレなどでは、「未使用品に限り、8日以内なら返品・交換可」といったルールが設けられています。Amazonや楽天市場の他のショップでは、規約が異なる場合がありますので、購入前に、必ず返品・交換の条件を確認することが非常に重要です。
Q10. ハズキルーペとナイトグラスとは、そもそも何が違うのですか？
A.
根本的に、解決する悩みが違います。
・ピントグラス →「老眼で、ピントが合わない」を解決する『老眼鏡』です。
・ハズキルーペ →「ピントは合うが、物が小さすぎる」を解決する『拡大鏡』です。
・ナイトグラス →「夜の光が眩しすぎる」を解決する『特殊サングラス』です。
ご自身の悩みが「ぼやける」ことなら、ピントグラスが最適な選択肢となります。